Uema Yoko

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Title

Professor

Researcher Number(JSPS Kakenhi)

90381194

Current Affiliation Organization 【 display / non-display

  • Duty   University of the Ryukyus   Graduate School of Education   Professional Teacher Education   Professor  

  • Concurrently   University of the Ryukyus   Faculty of Education  

External Career 【 display / non-display

  • 2006.04
     
     

    University of the Ryukyus, Faculty of Education, School Psychology, Associate Professor  

Research Interests 【 display / non-display

  • 教育学,生活指導

Research Theme 【 display / non-display

  • transition

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Published Papers 【 display / non-display

  • 風俗業界で働く女性のネットワークと学校体験

    上間 陽子

    教育社会学研究 ( 日本教育社会学会 )  96 ( 0 ) 87 - 108   2015

    Type of publication: Research paper (scientific journal)

     View Summary

     本稿は,風俗業界で働く若年女性たちの生活・仕事の中で直面する種々のリスクへの対処の仕方,その対処において果たす彼女たちの人間関係ネットワークの機能,そのネットワークの形成の背景,特にネットワーク形成において学校体験のもつ意味を捉えることを課題とした。<BR> 本稿は,筆者らが取り組んでいる,沖縄の風俗業界とその界隈で働く若者への調査の対象者の中から特に2人の女性(真奈さん・京香さん)を取り上げ,それらの比較対照を通じて上記の課題を追究した。2人は,中学校卒業時点で学校社会のメインストリームから外れ,地元地域からも排除されていた点で共通する。だが,真奈さんは中学校時代不登校であり,同世代・同性集団に所属した経験をもたず,多少とも継続的な人間関係は恋人とのそれに限られていたのに対して,京香さんは中学時代地元で有名なヤンキー女子グループに属し,その関係は卒業後も続き,困難を乗り切り情緒的安定を維持する上での支えとなってきた。そして京香さんが仕事場面でのリスクに対処する戦術も,そのグループに所属する中で身につけた非行女子文化の行動スタイルを流用するものだった。<BR> 2人のケースの比較検討から浮かび上がってきたのは,学校時代に保護された環境の下で人間関係を取り結ぶ機会としてその場を経験できることは,移行期に多くのリスクに直面せざるを得ない層の若者にとって,相対的な安全を確保する上で不可欠なネットワークを形成する基盤となりうるものであり,その意味は決して小さくないという点であった。

Presentations 【 display / non-display

  • 沖縄の若者たちの生活 ふたつの社会調査から

    上間陽子

    第34回人権啓発研究集会 全体会  (沖縄コンベンションセンター劇場ホール)  2020.02  -  2020.02 

  • 10代妊産婦に寄り添いあえる地域とは

    上間陽子

    大人のための思春期講演会   (具志川市民劇場)  2019.12  -  2019.12 

  • 沖縄の貧困問題

    上間陽子

    センター教頭研修  (センター)  2019.09  -  2019.09 

  • 沖縄の貧困問題と学校

    上間陽子

    センター長期研修  (センター)  2019.06  -  2019.06