伊藤 早苗 (イトウ サナエ)

ITO Sanae

写真a

職名

准教授

科研費研究者番号

50610846

現在の所属組織 【 表示 / 非表示

  • 専任   琉球大学   医学部   保健学科   准教授  

  • 併任   琉球大学   保健学研究科   保健学専攻   准教授  

出身大学 【 表示 / 非表示

  • 2001年04月
    -
    2003年03月

    東京大学   農学部   卒業

  • 2005年04月
    -
    2008年03月

    女子栄養大学   栄養学部   卒業

出身大学院 【 表示 / 非表示

  • 2003年04月
    -
    2005年03月

    東京大学  農学生命科学研究科  修士課程  修了

  • 2008年04月
    -
    2011年03月

    女子栄養大学  栄養学研究科  博士後期課程  修了

取得学位 【 表示 / 非表示

  • 女子栄養大学 -  博士(栄養学)  栄養学

  • 東京大学 -  修士(農学)  農芸化学

職歴 【 表示 / 非表示

  • 2011年04月
    -
    2018年03月

      女子栄養大学 栄養学部  

  • 2018年04月
    -
    2020年03月

      琉球大学 熱帯生物圏研究センター  

  • 2020年04月
     
     

      独立行政法人日本学術振興会 特別研究員(RPD)  

  • 2020年04月
    -
    継続中

      琉球大学  

所属学会・委員会 【 表示 / 非表示

  •  
     
     
     

    日本栄養改善学会

  •  
     
     
     

    日本DOHaD学会

  •  
     
     
     

    日本栄養・食糧学会

  •  
     
     
     

    日本健康教育学会

  •  
     
     
     

    日本栄養改善学会

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研究キーワード 【 表示 / 非表示

  • 食生活

  • 食事摂取基準

  • 母子栄養

  • 応用栄養学

  • ライフステージ栄養学

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研究分野 【 表示 / 非表示

  • その他 / その他

  • 人間栄養学

取得資格 【 表示 / 非表示

  • 管理栄養士

論文 【 表示 / 非表示

  • 保育所に通う幼児における家庭の経済状況と食品群別摂取量の関連

    酒井 亜月, 由田 克士, 高橋 孝子, 岡部 哲子, 佐々木 ルリ子, 石田 裕美, 緒方 裕光, 原 光彦, 吉岡 有紀子, 野末 みほ, 坂本 達昭, 伊藤 早苗, 村山 伸子

    日本公衆衛生雑誌 ( 日本公衆衛生学会 )  71 ( 4 ) 220 - 230   2024年04月 [ 査読有り ]

    掲載種別: 研究論文(学術雑誌)

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    <b>目的</b> 近年,世帯収入と食事摂取状況との関連について研究が進んでいるが,成人や児童を対象としたものが多く,幼児をターゲットとした研究はほとんど認められない。収入による食生活への影響に起因した健康格差を是正するためには,学童期や成人期以降のみならず,幼児期からの対策が講じられる必要があると考える。本研究では,児童福祉施設(以下保育所)に通う3~6歳の幼児を対象に,等価所得と食品群別摂取量および食事バランスガイドの指標との関連を明らかにし,より望ましい対策を講ずるための根拠を得ることを目的とした。 <b>方法</b> 2019年あるいは2020年の10~12月の連続しない平日2日と休日2日の計4日間について秤量記録法または目安量記録法による食事調査と,食生活状況に関する自記式質問紙調査を実施した。対象者は全国の7都市の保育所に通う幼児761人(男児423人,女児338人)である。食生活状況調査で得られた1年間の世帯収入と家族人数から等価所得を求め,5分位で5群に分けて食品群別摂取量を比較し,東京都が作成した幼児向け食事バランスガイドの指標を用いて各群のサービング数未満の幼児の割合を比較した。 <b>結果</b> 等価所得群間に身長,体重,肥満度の差はみられなかった。等価所得が高い群ほど穀類の摂取量は減少傾向にあり,砂糖・甘味料類,緑黄色野菜,乳類の摂取量は増加傾向にあった。料理区分でみると,平日では等価所得が高い群ほど主食のサービング数は減少傾向に,副菜,牛乳・乳製品,果物は増加傾向にあった。また,牛乳・乳製品では,食事バランスガイドの目安量未満の児の割合が5群間で有意差が認められ,Q1で最も多かった。 <b>結論</b> 等価所得が低い群ほど穀類の摂取量が多く,野菜,果物の摂取量が少なかったことは,成人や児童を対象とした研究とほぼ同様の結果を示した。保育所に通う幼児において,世帯の経済状況と食品群別摂取量が関連することが示唆された。幼児期の所得による格差を是正する対策と幼児をもつ世帯全体に向けた対策など多角的な支援が求められる。

  • Association between sodium and potassium excretion estimated from spot urine and socioeconomic status among primary school children and their mothers in Okinawa, Japan

    Sanae Ito, Keiko Asakura, Kemmyo Sugiyama, Minoru Takakura, Hidemi Todoriki

    Hypertension Research     2024年01月 [ 査読有り ]

    掲載種別: 研究論文(学術雑誌)

     概要を見る

    Hypertension is the greatest and the most preventable risk factor for cardiovascular disease. Excessive sodium (Na) intake and insufficient potassium (K) intake have been identified as risk factors for hypertension. Socioeconomic status (SES) may be related to diet quality. In Japan, few studies have examined the relationship between urinary Na and K excretion and SES in adults, and there are no studies in children. In 2014, 1944 children (1382 households) in all public elementary schools in Yaese town, Okinawa, Japan were recruited to participate in a study. Casual urine specimens were collected to estimate 24-h urinary Na and K excretion and urinary Na/K ratio. Mother’s educational background and household incomes were assessed and used as indicators of SES. A total of 236 pairs of children and their mothers were analyzed in this study. Urinary Na and K excretion were not significantly related to educational levels of mothers and household incomes in children. On the other hand, in mothers, lower household income group had higher 24-h estimated urinary Na excretion and urinary Na/K ratio than other groups. There was no significant difference between urinary excretion and educational levels in mothers. Household income disparities in urinary levels seen in mothers were not seen in children. There may be some factors that moderate the dietary inequalities in children. [Figure not available: see fulltext.]

  • 保育所等における栄養士・管理栄養士の雇用の有無別による栄養管理の状況

    野末みほ, 石田裕美, 由田克士, 原光彦, 阿部彩, 緒方裕光, 岡部哲子, 吉岡有紀子, 高橋孝子, 坂本達昭, 佐々木ルリ子, 伊藤早苗, 村山伸子

    日本公衆衛生雑誌   70 ( 4 ) 261 - 274   2023年04月 [ 査読有り ]

    掲載種別: 研究論文(学術雑誌)

  • 保育所等における栄養管理加算の認定の有無別による栄養管理の状況

    野末みほ, 石田裕美, 由田克士, 原光彦, 緒方裕光, 岡部哲子, 吉岡有紀子, 高橋孝子, 坂本達昭, 佐々木ルリ子, 伊藤早苗, 村山伸子

    栄養学雑誌 ( 特定非営利活動法人 日本栄養改善学会 )  81 ( 1 ) 31 - 39   2023年02月 [ 査読有り ]

    掲載種別: 研究論文(学術雑誌)

     概要を見る

    【目的】本研究では保育所等を対象に,栄養管理加算の認定の有無別による栄養管理の実態を把握することを目的とした。 【方法】2019年8月~10月に,国内8市の1,538の保育所等を対象に,郵送法により質問紙を配布し,979施設より回答を得た。このうち,運営形態に私立と回答し,栄養管理加算の認定の有無に回答があった684施設を本研究の解析対象とした。栄養管理については食事提供のPDCAサイクルとして12項目,保護者への栄養教育として栄養・食生活に関する情報提供について8項目を尋ねた。 【結果】栄養管理加算の認定の有無について,認定なし群は200施設 (29.2%),認定あり群は484施設 (70.8%) であった。栄養管理加算の認定あり群が認定なし群に比べて,食事提供のPDCAサイクルのPlanに該当する項目のうち,給与栄養量の計算 (昼食とおやつ) をしているオッズ比は2.36 (95%信頼区間 (95%CI):1.46~3.82) であり,栄養・食生活に関する情報提供のうち,給食の試食会を実施しているオッズ比は1.53 (95%CI: 1.07~2.17) であった。 【結論】食事提供のPDCAサイクルについて,Planの給与栄養目標量の設定,給与栄養量の計算 (昼食とおやつ),Actionの給与栄養目標量の設定の見直しについて,また,保護者への栄養教育として,給食の試食会の実施について,栄養管理加算の認定なし群に比べて認定あり群の施設において多く実施されていた。栄養管理加算の認定なしに比べて,認定ありの施設では栄養管理が良好であることが示された。

  • 保育所に通う幼児における習慣的なエネルギー及び栄養素摂取量の評価

    酒井 亜月, 由田 克士, 高橋 孝子, 岡部 哲子, 佐々木 ルリ子, 石田 裕美, 緒方 裕光, 阿部 彩, 原 光彦, 吉岡 有紀子, 野末 みほ, 坂本 達昭, 伊藤 早苗, 村山 伸子

    日本栄養・食糧学会誌 ( 公益社団法人 日本栄養・食糧学会 )  76 ( 1 ) 33 - 41   2023年02月 [ 査読有り ]

    掲載種別: 研究論文(学術雑誌)

     概要を見る

    2019年あるいは2020年の秋期に全国7都市の保育所に在籍する3‐6歳児の幼児798名を対象に, 連続しない平日2日と休日2日の計4日間, 秤量記録法による食事調査を実施した。平日と休日それぞれの習慣的な栄養素等摂取量を算出し, 日本人の食事摂取基準 (2020年版) の各指標の基準と比較し評価した。習慣的な栄養素摂取量が推定平均必要量 (EAR) 未満の割合が平日に比べて休日で有意に多かった栄養素はビタミンA, B<sub>1</sub>, B<sub>2</sub>, C, カリウム, カルシウム, 鉄であった。休日と比較し, 平日では望ましい栄養素等摂取状況にあることが示唆された。しかし, カルシウムはEAR未満の幼児の割合が男女ともに平日で約40%以上, 休日で70%以上と高い値を示した。休日ではカルシウムの他にも, ビタミンA, B<sub>1</sub>, 鉄などの摂取不足が見られ, 幼児における栄養素等摂取状況の問題点が明らかとなった。保育所で提供される給食や間食からカルシウム等の不足しがちな栄養素を補給できるようにするとともに, 家庭での食事状況の改善の必要性が示唆された。

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著書 【 表示 / 非表示

  • スタンダード人間栄養学 応用栄養学第3版

    邉早苗, 旭久美子, 増野弥生, 松本洋子, 府川則子, 井ノ上恭子, 加藤理津子, 伊藤早苗, 平岡真実, 守田真里子, 上杉宰世, 増田尚, 於保祐子, 吉野陽子, 山田哲雄, 築舘香澄, 近藤浩代 ( 担当: 共著 , 担当範囲: 第5章 新生児期・乳児期の栄養ケア )

    朝倉書店  2021年04月

  • 子どもの食と栄養「生きる力」を育むために

    青木美恵子, AKINTIJE SIMBA Calliope, 伊藤早苗, 萩野隆光, 奥谷文乃, Carmen miwa Shindoi de Kurosawa, 佐々木敏, 澤田崇子, 重宗之雄, 髙橋脩, 等々力英美, 中川聰, 林健太郎, 古川福実, 村瀬嘉代子, 村田吉弘, 森温子, 森崎菜穂, 横溝功 ( 担当: 共著 , 担当範囲: 第1章 子どもの健康と食生活の意義 )

    講談社サイエンティフィック  2020年03月

  • スタンダード人間栄養学 応用栄養学第2版

    渡邊早苗, 旭久美子, 武部久美子, 古川漸, 小林三智子, 伊藤早苗, 平岡真美, 若林人美, 上杉宰世, 柳沢香絵, 増田尚, 今井久美子, 吉野陽子, 山田哲雄, 屋代彰子, 宮崎由子 ( 担当: 共著 )

    朝倉書店  2017年03月

MISC(その他業績・査読無し論文等) 【 表示 / 非表示

  • GABAを含む食品の健康機能-高血圧予防の可能性-

    伊藤早苗, 等々力英美

    食品と容器   61 ( 10 ) 604 - 609   2020年10月

     

  • 妊産婦のやせと胎児発育DOHaD(Developmental Origins of Health and Disease)の視点から考える

    福岡秀興, 伊藤早苗, 石田裕美

    産婦人科の実際   64 ( 1 ) 27 - 33   2015年

     

  • 経口摂取されるリン:食物中のリンと添加物としてのリン

    伊藤早苗, 石田裕美

    Kidney Metab Bone Dis   26 ( 1 ) 23 - 28   2013年

     

  • マグネシウムを多く含む食品と骨

    山本早苗, 上西一弘

    Clin Calcium   20 ( 5 ) 768 - 774   2010年

     

  • リンを多く含む食品と骨

    山本早苗, 石田裕美

    Clin Calcium   19 ( 12 ) 1829 - 1836   2009年

     

研究発表等の成果普及活動 【 表示 / 非表示

  • 栄養学のスぺシャリストから学ぶ基本の栄養のお話

    伊藤早苗

    令和6年度沖縄県助産師会勤務助産師部会主催研修  2024年09月  -  2024年09月   

  • 人の栄養学と健康食品

    伊藤早苗

    令和4年度健康食品管理士会研修会(沖縄支部主催)  2022年11月  -  2022年11月   

  • 女性科学者によるキャリアトーク

    伊藤早苗

    ハイサイ・ラボ2022(沖縄科学技術大学院大学主催)  2022年03月  -  2022年03月   

  • 日本人のリン・カルシウム摂取と骨の健康

    伊藤早苗

    日本栄養・食糧学会 関東支部大会シンポジウム 骨・ミネラル研究の最近の話題  2012年03月  -  2012年03月   

学術関係受賞 【 表示 / 非表示

  • Best of Lecturer 2023, 食品衛生学

    2024年06月   琉球大学医学部保健学科  

    受賞者: 伊藤早苗

  • Best of Lecturer 2022

    2023年06月   琉球大学医学部保健学科   食品衛生学  

    受賞者: 伊藤早苗

  • 日本食育学会論文賞

    2019年06月   日本食育学会   トマト減塩料理の減塩効果および料理としての受容性の検討  

    受賞者: 林宏紀, 伊藤早苗, 上ノ堀聡子, 吉田和敬, 石田裕美, 砂堀諭, 菅沼大行, 三浦理代

科研費獲得情報 【 表示 / 非表示

  • 沖縄県在住青年男女のプレコンセプション ヘルス行動モデルの検証

    基盤研究(C)

    課題番号: 24K13928

    研究期間: 2024年04月  -  2027年03月 

    代表者: 遠藤由美子, 照屋典子, 伊藤早苗, 喜屋武亨 

    直接経費: 3,500,000(円)  間接経費: 4,550,000(円)  金額合計: 1,050,000(円)

  • 父親の食育参加で家族の食事改善は可能か 無作為化割付試験

    基盤研究(C)

    課題番号: 24K05858

    研究期間: 2024年04月  -  2027年03月 

    代表者: 等々力英美,宮城利佳子,伊藤早苗,名嘉地めぐみ 

    直接経費: 3,300,000(円)  間接経費: 4,290,000(円)  金額合計: 990,000(円)

  • 沖縄の母子の食習慣が腸内環境に与える影響:家庭・地域の側面から

    基盤研究(C)

    課題番号: 21K02075

    研究期間: 2021年04月  -  2024年03月 

    代表者: 等々力英美, 武藤倫弘, 伊藤早苗, 名嘉地めぐみ, 渡辺賢二 

    直接経費: 3,200,000(円)  間接経費: 4,160,000(円)  金額合計: 960,000(円)

  • 沖縄の保育所健診データを活用した親子の食事摂取の向上を目指す無作為化介入試験

    基盤研究(C)

    課題番号: 21K02328

    研究期間: 2021年04月  -  2024年03月 

    代表者: 名嘉地めぐみ, 等々力英美, 伊藤早苗, 朝倉敬子, 武藤倫弘, 渡辺賢二 

    直接経費: 3,100,000(円)  間接経費: 4,030,000(円)  金額合計: 930,000(円)

  • 将来の肥満・生活習慣病のリスク「小さく生まれ大きく育つ」要因の解明

    若手研究

    課題番号: 19K14010

    研究期間: 2019年04月  -  2023年03月 

    代表者: 伊藤早苗 

    直接経費: 3,300,000(円)  間接経費: 4,290,000(円)  金額合計: 990,000(円)

     概要を見る

    沖縄県において、「小さく生まれ大きく育つ」要因を把握することを目的として、沖縄県内の保育所に通う幼児および母親に対する調査を実施することを計画している。現在、調査で使用する調査票を作成している。具体的には、児の妊娠前および妊娠中の母親の栄養状態(体格、体重増加量、妊娠中の検査データ等)、児の出生時から現在までの身長および体重を把握するための調査票、また母親および児の食行動などの生活習慣(食事摂取状況、喫煙、飲酒、運動習慣、妊娠中の悪阻の有無、児の乳汁栄養状況、離乳の開始・完了時期、離乳食の摂取状況等)、母親の食知識・態度、家庭状況(家族構成、周囲の子育てへの支援の有無)および社会経済的背景(両親の最終学歴、世帯の所得状況等)を把握するための調査票を開発中である。これらは、既存の調査で使用され、妥当性が検討されているものを参考にする。 また、本研究で得られると想定される結果を解釈するために、本研究の調査では得られない時系列的データをまとめている。具体的には、全国および沖縄県で実施された学校保健統計結果を用いて、出生年代別に5歳~17歳までの身長、体重、BMI、座高の平均値を算出している。このデータと、各出生年代別の出生体重をリンクさせ、また社会経済状況と併せて解釈することを試みる予定である。

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SDGs 【 表示 / 非表示

  • 「食べる」ことを考えることで「飢餓をゼロに」や「すべての人に健康と福祉を」に寄与できると考えています。「食べる」ことを大切にできる医療従事者を育てていきたいと思います。