村末 勇介 (ムラスエ ユウスケ)

Murasue Yusuke

写真a

職名

准教授

科研費研究者番号

10782344

ホームページ

http://murasue.style.coocan.jp/

19 3 19 2 2

現在の所属組織 【 表示 / 非表示

  • 専任   琉球大学   教育学研究科   高度教職実践専攻   准教授  

取得学位 【 表示 / 非表示

  • 鹿児島大学 -  修士(教育学)  教育学

職歴 【 表示 / 非表示

  • 2016年04月
    -
    継続中

      琉球大学 大学院教育学研究科 准教授  

所属学会・委員会 【 表示 / 非表示

  • 2010年09月
    -
    継続中
     

    九州体育・スポーツ学会

  • 2018年04月
    -
    継続中
     

    日本思春期学会

研究キーワード 【 表示 / 非表示

  • 学級経営,生活指導,保健指導,性教育

研究分野 【 表示 / 非表示

  • 人文・社会 / 教育学

主たる研究テーマ 【 表示 / 非表示

  • 学級経営

  • 生活指導

  • セクシュアリティ教育

論文 【 表示 / 非表示

  • 包括的性教育の展開に向けた実践課題の明確化(1) -はどめ規定「学校全体で共通理解を図ること」という留意点に関する検討を中心に-

    村末勇介

    琉球大学大学院教育学研究科高度教職実践専攻紀要 ( 琉球大学大学院教育学研究科高度教職実践専攻 )  8   57 - 71   2024年03月

    掲載種別: 研究論文(大学,研究機関紀要)

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    わが国の教育内容は,学習指導要領により規定されている。その基準は,原則的には最低限の内容という位置づけであるが,性教育(性に関する指導)についてのみ,「はどめ規定」なる制約が存在している。多方面からの指摘があるように,この規定は,子どもたちの現実からすすめる性教育にとってマイナスの役割を果たすものとなっているが,これについては文部科学省も次の4つの留意点-①児童生徒等の発達の段階を踏まえること,②学校全体で共通理解を図ること,③保護者や地域の理解を得ること,④集団指導と個別指導の連携を密にすること-が満たされれば,学校の判断において実施可能と述べている。こうした4要件の撤廃が,子どもたちにとっての性教育を学力保障として展開していくための前提であることに変わりはないが,子どもたちの性の現実を知る1人として,それまで手をこまねいて待つわけにはいかない。そこで,4条件のうちの「学校全体で共通理解を図ること」に焦点化し,包括的性教育の展開に向けた実践課題について探った。学校の教職員が共通認識に立つために,①子どもの権利条約を法的根拠として位置づけ,②「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」による性教育の包括性を共通の認識とすることを前提として,その具体的実践例としての小学校社会科における試みを紹介した。

  • 沖縄県の小学校教師の教員生活に関する意識の実態⑴-沖縄県の小学校学級づくりに関するアンケート2022の結果分析を通して-

    村末勇介、宮国泰史、丹野清彦、杉尾幸司

    琉球大学教育学部紀要 ( 琉球大学教育学部 )  ( 104 ) 139 - 153   2024年02月

    掲載種別: 研究論文(大学,研究機関紀要)

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     沖縄県の小学校教師を対象とするアンケートによる意識調査を実施し,教員生活に関する意識の実態を探った。調査の結果,学校外における「相談の場」の有無により,職場環境及び意欲,業務負担感・ストレス感,求める支援形態において,また「教職経験年数」の違いにより,児童・生徒指導上の悩み,情緒不安定性において,統計的に有意な差がみられた。また,教職年数4~6年での情緒的支援を求める割合が高く,11~20年では情緒不安定性がピークとなるなど,特定のグループにおいて,特徴的な傾向が把握された。実効性のある教員研修プログラムの具体的策定のためには,こうした諸条件を踏まえる必要性が明らかになった。

  • 「生命(いのち)の安全教育」を性教育として展開するために-「指導の手引き」の検討を通して-

    村末勇介

    琉球大学大学院教育学研究科高度教職実践専攻紀要 ( 琉球大学大学院教育学研究科高度教職実践専攻 )  7   47 - 61   2023年03月

    掲載種別: 研究論文(大学,研究機関紀要)

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    2020年6月に政府の性犯罪・性暴力対策強化のための関係府省会議において,「性犯罪・性暴力対策の強化の方針」が決定され,2020年度~2022年度の3年間が性犯罪・性暴力対策の「集中強化期間」とされた。学校現場においての「生命(いのち)の安全教育」は2023年4月から本格的にスタートとなる見通しである。本稿では,性犯罪・性暴力対策のためには,そもそもの「性」に関する学習保障のための「性教育」が必要不可欠であるとの認識から,「生命の安全教育」 を性教育として展開していくための課題を,文部科学省による「指導の手引き」の分析から導き,その実際の活用の視点について整理した。その際,具体的な実践展開に向けての養護教諭の性教育への問題意識,および解決策の手がかりとしての具体的実践について取り上げた。

  • 「考えを形成し、深める力」を育む文学の授業の探究-象徴を推論する力に注目した「モチモチの木」の授業-

    諸喜田 峰子、村上 呂里、村末 勇介

    琉球大学大学院教育学研究科高度教職実践専攻紀要 ( 琉球大学大学院教育学研究科高度教職実践専攻 )  7   75 - 95   2023年03月

    掲載種別: 研究論文(大学,研究機関紀要)

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    2017(平成 29)年小学校学習指導要領「国語」の各領域では,「考えの形成」が位置づけられた。これを受け,本研究は「考えを形成し,深める力」を育てる文学の授業の在り方を解明することを目的とする。文学の授業では,文学ならではの作品の仕組みとの対話に根ざし,考えが形成されると考えられる。本研究では,小学3年生「モチモチの木」を教材とし,象徴語として「モチモチの木」の意味を推論する力に注目して授業を行った。「モチモチの木」は,山に住む人々,じさま,豆太の願いと密接につながる存在である。舞台設定への共感,登場人物への共感など作品との対話を丁寧に仕組むことで教室での対話が活性化され,学級全員が「モチモチの木」にこめられた意味を書くことができた。象徴語を推論し,意味づける力は,全連関的な読みのプロセスで生まれ,〈いのちのつながりや再生〉と深く結びつくイメージ体験とセットで育まれることを明らかにした 。

  • 教職大学院の共通科目「学級経営の実践と課題」で取り上げた鈴木孝雄の実践についての検討-鈴木孝雄『学級文化活動と集団づくり 学級新聞“ブタとアヒル”の物語』を基に-

    白尾 裕志,村末 勇介

    教科外活動と到達度評価 ( 全国到達度評価研究会 教科外教育分科会 )  ( 23 ) 10 - 19   2022年12月

    掲載種別: 研究論文(学術雑誌)

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著書 【 表示 / 非表示

  • 「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」活用ガイド : 包括的性教育を教育・福祉・医療・保健の現場で実践するために

    浅井 春夫 , 谷村 久美子, 村末 勇介, 渡邉 安衣子 ( 担当: 編著 , 担当範囲: まえがき、4、あとがき )

    明石書店  2023年08月 ( ページ数: 276 ,  担当ページ: p.56-5 )

  • からだの権利教育入門 幼児・学童編 生命の安全教育の課題を踏まえて

    浅井春夫、艮香織、浦野匡子、松﨑利香、三宅美千代、村末勇介 ( 担当: 共著 , 担当範囲: 第3章 何を教えるか・どのようにすすめるか【小学校編】 )

    子どもの未来社  2022年12月 ( ページ数: 187 ,  担当ページ: p.33 )

  • 沖縄子ども白書2022

    上間陽子、川武啓介、北上田源、島村聡、二宮千賀子、山野良一、横江崇、村末勇介 他 ( 担当: 共著 , 担当範囲: 大学生の「性教育履歴」性教育バッシング後の特徴 性的発達を支える人権・科学教育を )

    かもがわ出版  2022年08月 ( ページ数: 311 ,  担当ページ: p.8 )

  • 子どもの“いのち”に寄り添う仕事-教室で物語が生まれる-

    村末勇介 ( 担当: 単著 )

    エイデル研究所  2021年12月 ( ページ数: 207 )

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    日々ブラック化していく学校現場で課題にぶつかり立ち止まりながら、小学校の教員としてが子どもたちと一緒に教室で創り出してきた大小様々な“いのち"をめぐる物語。心もからだも成長する子どもたちへ“いのち"を中心に据えた教育実践でエールを送り続けた著者の集大成。

  • 鹿児島子ども研究センターブックレット 新子どもの願いを真ん中に~鹿児島からの発信~

    愛好明美,内山仁,大平政徳,川野恭司,黒川久美,村末勇介,他7名 ( 担当: 共著 )

    南方新社  2019年12月 ( ページ数: 109 ,  担当ページ: p.22 )

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MISC(その他業績・査読無し論文等) 【 表示 / 非表示

  • 「包括的性教育」の視点をすべての教育実践に-「人権」を核とした「同僚性」を基盤として-

    村末勇介

    かごしまの子ども ( 鹿児島子ども研究センター )  ( 41 ) 21 - 26   2024年07月

     

  • 図書紹介「あっ!そうなんだ!わたしのきもち」

    村末勇介

    季刊セクシュアリティ ( エイデル研究所 )  ( 117 ) 175 - 175   2024年07月

     

  • なるほど、それでいいんだね。子どもと創る‘からだ学習’

    村末勇介

    季刊セクシュアリティ ( エイデル研究所 )  ( 115 ) 106 - 115   2024年04月

     

  • まずは、ここから始めてみては?~教科書教材からの小学校社会科・性教育実践~

    村末勇介、五代孝輔

    季刊セクシュアリティ ( エイデル研究所 )  ( 109 ) 38 - 45   2023年01月

     

  • 教師が子どもと創る性の学習

    村末勇介

    教育 ( 旬報社 )  ( 920 ) 13 - 18   2022年09月

     

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科研費獲得情報 【 表示 / 非表示

  • 荒れる子どもを理解し受容する多様性を認める学級づくり

    基盤研究(C)

    課題番号: 21K02529

    研究期間: 2021年04月  -  2023年03月 

    代表者: 丹野清彦  研究分担者: 村末勇介、杉尾幸司

    直接経費: 3,200,000(円)  間接経費: 960,000(円)  金額合計: 4,160,000(円)

     概要を見る

    本研究は,「荒れる子どもを理解し受容する多様性を認める学級づくり」のための指導プログラム開発と実践を目的に行う。子どもたちの荒れや児童虐待,不登校などが顕在化している沖縄県の小学校をフィールドとして,①「研究協力校での学級経営の記録・解析」,②「分析結果を活用した指導プログラムの開発と実践」,③「ICTを活用した自由参加型の研修会の開催」,④「モデル化した実践結果の公開」を行い,激変する社会から取り残される子どもたちと,荒れる子どもたちを前に苦悩する教師を救う取り組みを行うものである。

  • 途上国支援が体育科の実行カリキュラムに及ぼす効果に関する事例的研究

    基盤研究(C)

    課題番号: 20246409

    研究期間: 2020年04月  -  2023年03月 

    代表者: 鐘ケ江 淳一  研究分担者: 海野 勇三,黒川 哲也,村末 勇介

    直接経費: 3,300,000(円)  間接経費: 990,000(円)  金額合計: 4,290,000(円)

SDGs 【 表示 / 非表示

  • セクシュアリティ教育 国際教育支援

担当授業科目(学内) 【 表示 / 非表示

  • 2020年度  生活指導・生徒指導の実践と課題  講義

  • 2020年度  学級経営の実践と課題  講義

  • 2020年度  活用力としての教科外活動  講義

  • 2020年度  積極的生活指導・生徒指導  講義

  • 2020年度  いじめ問題への対応と課題  講義

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学外の社会活動(高大・地域連携等) 【 表示 / 非表示

  • 令和6年度沖縄こどもの貧困緊急対策事業保健に関する相談支援事業「男性の男性のための性教育講師」養成講座〔第1回〕

    沖縄子どもの貧困対策事業「保健に関する相談支援事業」 

    2024年09月
     
     

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    「男性の男性のための性教育講師」養成講座〔第1回〕講師

  • がちゃがちゃクラス研究会

    がちゃがちゃクラス研究会・丹野清彦 

    2024年09月
     
     

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    講演:保護者との連携

  • 沖縄県教育センター・養護教諭の実践講座

    沖縄県総合教育センター 

    2024年08月
     
     

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    講演:性に関する指導について(生命の安全教育を含む)

  • ‘人間と性’教育研究協議会全国セミナー(静岡)(分科会コーディネーター)

    ‘人間と性’教育研究協議会 

    2024年08月
     
     

  • 沖縄県教育センター・養護教諭中堅教諭等資質向上研修

    沖縄県総合教育センター 

    2024年07月
     
     

     概要を見る

    講演:性に関する指導について(生命の安全教育を含む)

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メディア報道 【 表示 / 非表示