尾方 隆幸 (オガタ タカユキ)

Ogata Takayuki

写真a

職名

准教授

科研費研究者番号

50548287

現在の所属組織 【 表示 / 非表示

  • 専任   琉球大学   理工学研究科   物質地球科学専攻   准教授  

  • 併任   琉球大学   島嶼防災研究センター   准教授  

  • 講義担当   琉球大学   教育学部   学校教育教員養成課程   准教授  

出身大学院 【 表示 / 非表示

  •  
    -
    2005年09月

    筑波大学  生命環境科学研究科  地球環境科学専攻  博士課程  修了

取得学位 【 表示 / 非表示

  • 筑波大学 -  博士(理学)  理学

職歴 【 表示 / 非表示

  • 2012年
    -
    継続中

      - , University of the Ryukyus, Faculty of Education, Associate Professor  

  • 2012年07月
    -
    継続中

      琉球大学  

  • 2016年
    -
    継続中

      - , University of the Ryukyus, Disaster Prevention Research Center for Island Regions, Associate Professor  

  • 2016年07月
    -
    継続中

      琉球大学  

  • 2021年
    -
    継続中

      - , University of the Ryukyus, Graduate School of Engineering and Science, Associate Professor  

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所属学会・委員会 【 表示 / 非表示

  •  
     
     
     

    日本地球惑星科学連合

  •  
     
     
     

    日本地理学会   災害対応委員会地域拠点委員

  •  
     
     
     

    東京地学協会

  •  
     
     
     

    日本第四紀学会

  •  
     
     
     

    日本地理学会

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研究キーワード 【 表示 / 非表示

  • 地形学

  • 地理学

  • 地球科学

研究分野 【 表示 / 非表示

  • 自然科学一般 / 地球人間圏科学

主たる研究テーマ 【 表示 / 非表示

  • カルスト地形の地生態システムと科学教育

論文 【 表示 / 非表示

  • 与那国島のジオサイトー台湾島を望む露頭が語る地形形成環境ー

    尾方隆幸, 大坪 誠, 伊藤英之

    E-journal GEO   15 ( 1 ) 44 - 54   2020年02月 [ 査読有り ]

    掲載種別: 研究論文(学術雑誌)

     概要を見る

    琉球弧の最西端に位置する与那国島で,数値標高モデル(DEM)による地形解析と,露頭における地層・岩石と微地形の記載を行い,隣接する台湾島との関係も含めてジオサイトとしての価値を検討した.与那国島の表層地質は,主に八重山層群(新第三系始新統)と琉球層群(第四系更新統)からなり,地質条件によって異なる地形が形成されている.与那国島の代表的なジオサイトとして,ティンダバナ,久部良フリシ,サンニヌ台が挙げられる.ティンダバナでは,八重山層群と琉球層群の不整合が崖に露出し,地下水流出に伴うノッチが形成されている.久部良フリシでは,八重山層群の砂岩が波食棚を形成し,岩石海岸にはタフォニが発達する.サンニヌ台には正断層の露頭があり,断層と節理に支配された地形プロセスが認められる.与那国島のジオサイトは,外洋に囲まれた離島の自然環境や背弧海盆に近いテクトニクスを明瞭に示しており,将来的には台湾と連携したジオツーリズムやボーダーツーリズムに展開させうる可能性を秘めている.そのためにも,地球科学の複数分野を統合するような基礎的・応用的研究を継続することが必要である.

  • 与那国島のジオサイト―台湾島を望む露頭が語る地形形成環境―

    尾方 隆幸, 大坪 誠, 伊藤 英之

    E-journal GEO ( 公益社団法人 日本地理学会 )  15 ( 1 ) 44 - 54   2020年

    掲載種別: 研究論文(学術雑誌)

     概要を見る

    <p>琉球弧の最西端に位置する与那国島で,数値標高モデル(DEM)による地形解析と,露頭における地層・岩石と微地形の記載を行い,隣接する台湾島との関係も含めてジオサイトとしての価値を検討した.与那国島の表層地質は,主に八重山層群(新第三系中新統)と琉球層群(第四系更新統)からなり,地質条件によって異なる地形が形成されている.与那国島の代表的なジオサイトとして,ティンダバナ,久部良フリシ,サンニヌ台が挙げられる.ティンダバナでは,八重山層群と琉球層群の不整合が崖に露出し,地下水流出に伴うノッチが形成されている.久部良フリシでは,八重山層群の砂岩が波食棚を形成し,岩石海岸にはタフォニが発達する.サンニヌ台には正断層の露頭があり,断層と節理に支配された地形プロセスが認められる.与那国島のジオサイトは,外洋に囲まれた離島の自然環境や背弧海盆に近いテクトニクスを明瞭に示しており,将来的には台湾と連携したジオツーリズムやボーダーツーリズムに展開させうる可能性を秘めている.そのためにも,地球科学の複数分野を統合するような基礎的・応用的研究を継続することが必要である.</p>

  • 琉球弧の地球科学的研究─断層と風化・侵食プロセスに関する研究の課題と展望─

    尾方 隆幸, 大坪 誠

    第四紀研究 ( 日本第四紀学会 )  58 ( 6 ) 377 - 395   2019年12月

    掲載種別: 研究論文(学術雑誌)

     概要を見る

    <p>琉球弧における第四紀テクトニクス研究および地形プロセス研究をレビューした.琉球弧は,ユーラシアプレートにフィリピン海プレートが沈み込む収束境界に沿う島弧で,火山島,山地島(付加体),隆起サンゴ礁島などに分けられ,それぞれ地形プロセスが異なる.第四紀の地殻変動は,礁性堆積物からなる更新統の石灰岩(琉球層群)に多くの横ずれ断層と正断層を形成している.付加体で構成される山地・丘陵では,さまざまな環境条件に支配された風化・侵食速度を反映しながら,地形変化が進行している.これまでの自然地理学的研究は,琉球弧にみられるいくつかの地形を熱帯・亜熱帯特有の気候地形とみなしてきたが,それらの地形プロセスは気候条件のみならず地質条件も踏まえて再検討されるべきである.今後の研究には,地質条件と気候条件の両者を総合・統合した地形プロセスの理解が求められる.</p>

  • 琉球弧の地球科学的研究―断層と風化・ 侵食プロセスに関する研究の課題と展望―

    尾方隆幸, 大坪 誠

    第四紀研究   58 ( 6 ) 377 - 395   2019年12月 [ 査読有り ]

    掲載種別: 研究論文(学術雑誌)

     概要を見る

    琉球弧における第四紀テクトニクス研究および地形プロセス研究をレビューした.琉球弧は,ユーラシアプレートにフィリピン海プレートが沈み込む収束境界に沿う島弧で,火山島,山地島(付加体),隆起サンゴ礁島などに分けられ,それぞれ地形プロセスが異なる.第四紀の地殻変動は,礁性堆積物からなる更新統の石灰岩(琉球層群)に多くの横ずれ断層と正断層を形成している.付加体で構成される山地・丘陵では,さまざまな環境条件に支配された風化・侵食速度を反映しながら,地形変化が進行している.これまでの自然地理学的研究は,琉球弧にみられるいくつかの地形を熱帯・亜熱帯特有の気候地形とみなしてきたが,それらの地形プロセスは気候条件のみならず地質条件も踏まえて再検討されるべきである.今後の研究には,地質条件と気候条件の両者を総合・統合した地形プロセスの理解が求められる.

  • 「境界」の魅力―インドシナ半島シームレス巡検―

    尾方隆幸

    E-journal GEO   13 ( 1 ) 338 - 346   2018年05月

    掲載種別: 研究論文(その他学術会議資料等)

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著書 【 表示 / 非表示

  • 地球・惑星・生命

    尾方隆幸 ( 担当: 分担執筆 , 担当範囲: 地球惑星科学とブラタモリ )

    東京大学出版会  2020年05月

  • 奄美群島の野生植物と栽培植物

    尾方隆幸, 井村隆介 ( 担当: 分担執筆 , 担当範囲: 琉球弧の地形―現在の地形形成環境と地形形成プロセス― )

    南方新社  2018年03月

  • シリーズ大地の公園:九州・沖縄のジオパーク

    目代邦康・大野希一・福島大輔編 ( 担当: 共著 )

    古今書院  2016年

  • 九州・沖縄のジオパーク

    尾方隆幸 ( 担当: 分担執筆 , 担当範囲: 沖縄地域の概要/カルスト )

    古今書院  2016年

  • 自然ツーリズム学

    尾方隆幸 ( 担当: 分担執筆 , 担当範囲: 自然ツーリズムと環境教育 )

    朝倉書店  2015年

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MISC(その他業績・査読無し論文等) 【 表示 / 非表示

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研究発表等の成果普及活動 【 表示 / 非表示

  • Geoscientific Setting and Educational Significances of Iheya Island in the Ryukyu Arc, Eastern Asia

    尾方 隆幸, 菅森 義晃, 小玉 芳敬

    日本地球惑星科学連合2023年大会(領域外・複数領域ジョイントセッション)  2023年05月  -  2023年05月   

  • Mapping and Spatial Analyses for Hazard Prediction of Glacial Lake Outburst Floods in the Himalaya-Karakorum-Hindukush Ranges

    Laiba Salman, Takayuki Ogata

    日本地球惑星科学連合2023年大会(領域外・複数領域ジョイントセッション)  2023年05月  -  2023年05月   

  • 与那国島の砂岩で観察される微生物学的風化に関する実験検討

    荻堂稜也, 尾方隆幸, 新里尚也, 松原仁

    第56回地盤工学研究発表会  2022年07月  -  2022年07月   

  • Geotourism during the COVID-19 Pandemic

    Takayuki Ogata

    日本地球惑星科学連合2022年大会(領域外・複数領域ジョイントセッション)  2022年05月  -  2022年05月   

  • 花こう岩からなる山地の地形解析―阿武隈高地における隆起準平原の再検討―

    平岡太一, 尾方隆幸

    日本地球惑星科学連合2022年大会(地球人間圏科学セッション)  2022年05月  -  2022年05月   

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科研費獲得情報 【 表示 / 非表示

  • 岩内微生物と地盤災害の関連性評価と革新的な地盤修復技術の開発

    ■■■

    課題番号: 00000000

    研究期間: 2017年  -  2019年 

    直接経費: 0(円)  間接経費: 0(円)  金額合計: 0(円)

  • 岩内微生物と地盤災害の関連性評価と革新的な地盤修復技術の開発

    ■■■

    課題番号: 00000000

    研究期間: 2017年  -  2019年 

    直接経費: 0(円)  間接経費: 0(円)  金額合計: 0(円)

  • 琉球島嶼の水循環と琉球石灰岩に関連した学際的研究

    ■■■

    課題番号: 00000000

    研究期間: 2016年  -  2016年 

    直接経費: 0(円)  間接経費: 0(円)  金額合計: 0(円)

  • 琉球島嶼の水循環と琉球石灰岩に関連した学際的研究

    ■■■

    課題番号: 00000000

    研究期間: 2016年  -  2016年 

    直接経費: 0(円)  間接経費: 0(円)  金額合計: 0(円)

  • 異分野融合による琉球弧の島嶼地球環境科学

    ■■■

    課題番号: 00000000

    研究期間: 2015年  -  2015年 

    直接経費: 0(円)  間接経費: 0(円)  金額合計: 0(円)

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SDGs 【 表示 / 非表示

  • 地球惑星科学(地球人間圏科学)

メディア報道 【 表示 / 非表示

  • 連載:TVに登場した地理学者にきく(第11回)  新聞・雑誌

    古今書院  地理  68(5)  2023年5月

  • 与那国島「謎に包まれた海底伝説」  テレビ・ラジオ番組

    テレビ東京  所でナンじゃこりゃ!?  2023年3月

  • 特集「ジオ琉球の旅」~沖縄本島~  新聞・雑誌

    日本トランスオーシャン航空  Coralway (No. 204)  2023年1月

  • 体感グレートネイチャー 〜鹿児島・沖縄1200km〜  テレビ・ラジオ番組

    NHK  グレートネイチャー  2022年11月

  • 連載「ジオサイト紀行:島々の多様性」  新聞・雑誌

    沖縄タイムス  2022年

    執筆者: 本人 

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