平良 妙子 (タイラ タエコ)

TAIRA Taeko

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職名

准教授

科研費研究者番号

80717174

プロフィール

琉球大学法文学部人文学科日本・東洋文化コース 卒業
琉球大学大学院人文社会学研究科 修了
東北大学大学院文学研究科博士校旗課程 編入学
中華民国国立台湾大学 留学(2009.2まで)
東北大学大学院文学研究科博士校旗課程 単位取得退学

現在の所属組織 【 表示 / 非表示

  • 専任   琉球大学   人文社会学部   琉球アジア文化学科   准教授  

取得学位 【 表示 / 非表示

  • 東北大学 -  修士(文学)  文学

職歴 【 表示 / 非表示

  • 2013年04月
     
     

      - , 琉球大学 法文学部 国際言語文化学科 琉球アジア文化専攻 准教授  

  • 2013年04月
     
     

      - , University of the Ryukyus, Faculty of Law and Letters, Department of Languages and Cultures, Associate Professor  

  • 2013年04月
    -
    継続中

      琉球大学 法文学部 国際言語文化学科 琉球アジア文化専攻 准教授  

論文 【 表示 / 非表示

  • 冊封使が詠んだ琉球の景勝―“奥山”および中山八景「龍洞松波濤」を中心に―

    平良 妙子

    『トランスナショナルな文化伝播-東アジア文化交流の学際的研究-』 ( 琉球中国関係国際学術会議 )    285 - 297   2015年03月 [ 査読有り ]

    掲載種別: 研究論文(研究会,シンポジウム資料等)

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    本稿は、「中山八景」のうち奥山を題材にした〈龍洞松濤〉を中心に歴代の冊封使が奥山や龍洞寺、その開基である心海上人を題材にどのような作品を詠んでいるかを整理した。結果、清代に来琉した冊封使のほぼ全員が詩を作成しており、その数もたの八景に比べてダントツに多いことが判明した。そこで、その原因を分析していくと、「隠者」「仙境」の喩えとして「琉球・奥山」をイメージしていたのではないかと結論付けた。

  • 琉球中山八景「城嶽靈泉」考-清代の冊封使徐葆光が詠じた詩を中心に-

    平良 妙子

    『集刊東洋学』 ( 中国文史哲研究会 )  ( 106 ) 61 - 80   2011年10月 [ 査読有り ]

    掲載種別: 研究論文(学術雑誌)

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    まず、琉球漢詩文の中における、明清両代にわたって琉球を訪れた冊封使が琉球を題材に残した詩文の位置づけを確認した。そのうえで、特に清代の1719年に琉球を訪れた冊封使・徐葆光が、景勝地「中山八景」の一つである〈城嶽靈泉〉を題材に詠んだ詩に焦点を当てて分析を行なった。そして、先行研究で提示されていた、徐葆光〈城嶽靈泉〉詩は首里城の瑞泉を詠んだ詩であるとの解釈に異議を唱え、新たな解釈を提示した。

  • 潘栄の「中山八景記」について

    平良 妙子

    『第1回中琉関係学術討論会論文集』 ( 琉球大学 )    47 - 60   2009年03月 [ 査読有り ]

    掲載種別: 研究論文(研究会,シンポジウム資料等)

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    明清両代にわたって琉球を訪れた冊封使が、琉球を題材に残した詩文のうち、特に琉球における〈八景現象〉の嚆矢である、潘栄の「中山八景記」を採りあげて考察した。明・天順7年(1463)に来琉した潘栄の「中山八景記」は、現存する冊封使の記録の中でも古いものであり、また、「中山八景」を語る際には必ず触れられる文章である。しかし、これまで細かな分析がなされたことはなかった。そこで、個々の景について、中国古典の伝統的手法である典故の検討を通して、八つの景勝地選定・命名にいかなる思想や背景があるのかを分析した。

  • 琉球中山八景考-明清の中国人の詠じた「筍崖夕照」を中心に-

    平良 妙子

    『第十届中琉歴史關係學術會論文集』 ( 中琉文化經濟協會 )    5 - 30   2007年05月 [ 査読有り ]

    掲載種別: 研究論文(その他学術会議資料等)

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    まず、琉球漢詩文の中における、明清両代にわたって琉球を訪れた冊封使が琉球を題材に残した詩文の位置づけを確認した。そのうえで、特に景勝地「中山八景」の一つである〈筍崖夕照〉に焦点を当て、〈筍崖夕照〉がいかに描かれており、その描かれ方にどのような変遷があるのかを考察した。

  • 冊封使来琉時における詩文交流-『渡琉日記』を中心に-

    平良 妙子

    『集刊東洋学』 ( 中国文史哲研究会 )  ( 94 ) 63 - 82   2005年10月 [ 査読有り ]

    掲載種別: 研究論文(学術雑誌)

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    まず中国琉球交流史研究において、従来盛んになされていた朝貢貿易システムと関わる、比較的公的側面が強い側面からの研究のほかに、人の交流という、より私的な側面に焦点を当てた研究が必要であることを指摘した。そして、『渡琉日記』という資料を用いて、漢詩文を介した中国人と琉球人との当時の私的交流の様相を考察した。

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著書 【 表示 / 非表示

  • 『華夷秩序と琉球王国-陳捷先教授中琉歴史関係論文集-』

    陳捷先著,赤嶺守,張維新監修,童宏民,島袋直樹,平良妙子,金城ひろみ,麻生伸一,陳碩ゲン,山田浩世,前田舟子,濱元朝陽,我部大和訳 ( 担当: 共訳 , 担当範囲: 清代に出版された琉球の「地方志」について )

    榕樹書林  2014年03月 ( ページ数: 257 ,  担当ページ: p.207~237 )

  • 『東アジアの文化と琉球・沖縄-琉球/沖縄・日本・中国・越南-』

    盧紅飈著,平良妙子訳 ( 担当: 共著 , 担当範囲: 琉球漢学の形成とその影響について )

    彩流社  2010年03月 ( ページ数: 335 ,  担当ページ: p.167~179 )

  • 『東アジアの文化と琉球・沖縄-琉球/沖縄・日本・中国・越南-』

    上里賢一,高良倉基地,平良妙子編 ( 担当: 単著 )

    彩流社  2010年03月 ( ページ数: 335 )

  • 『ポストコロニアル批評の諸相』

    岩田美喜,竹内拓史,福士航,山田仁史,翠川博之,廣松勲,平良妙子 ( 担当: 共著 , 担当範囲: 琉球中山八景に関する記述の変遷について -冊封使の記述を中心に- )

    東北大学出版会  2008年03月 ( ページ数: 306 ,  担当ページ: p.111~163 )