島袋 孝尚 (シマブクロ タカナオ)

Shimabukuro Takanao

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職名

助教

科研費研究者番号

50713997

現在の所属組織 【 表示 / 非表示

  • 専任   琉球大学   医学部   附属病院   助教  

取得学位 【 表示 / 非表示

  • 高知医科大学 -  学士  その他 / その他

論文 【 表示 / 非表示

  • 腰痛の診療 腰部脊柱管狭窄症

    島袋孝尚

    臨床と研究   97 ( 7 ) 844 - 850   2020年07月 [ 査読有り ]

    掲載種別: 研究論文(学術雑誌)

  • 同一高位に発生した胸髄髄膜腫・神経鞘腫の1例

    藤本 泰毅, 島袋 孝尚, 山川 慶, 金城 英雄, 當銘 保則, 金谷 文則

    整形外科と災害外科 ( 西日本整形・災害外科学会 )  69 ( 1 ) 195 - 199   2020年 [ 査読有り ]

    掲載種別: 研究論文(学術雑誌)

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    <p>【要旨】症例は39歳,女性.1年9ヵ月前より両下肢しびれ,2ヵ月前より右下肢筋力低下が出現し,他院を受診した.MRIにて胸椎硬膜内髄外腫瘍を指摘され当科へ紹介された.両鼠径部以下のしびれ・感覚鈍麻,右下肢腸腰筋以下にMMT3の筋力低下を認めた.MRIでT10/11高位に右腹側にT1・T2で等信号,ほぼ均一に造影される硬膜内髄外腫瘍があり,さらにその左背側には信号強度の異なる腫瘍を認め,脊髄は強く圧排されていた.手術はT10・11還納式椎弓形成を用いて腫瘍摘出術を施行した.術中迅速病理では右腹側は髄膜腫,左背側は神経鞘腫であった.肉眼的に腫瘍を全摘後,硬膜焼灼処置を行った.永久病理結果も術中迅速病理と同様であった.術後3ヵ月のMRIでは腫瘍再発を認めず,術後1年の現在は両下肢しびれ軽減し,下肢筋力も正常である.</p>

  • ガス含有腰椎椎間板ヘルニアの1例

    山川 慶, 野原 博和, 宮里 剛成, 島袋 孝尚, 金谷 文則

    整形外科と災害外科 ( 西日本整形・災害外科学会 )  68 ( 3 ) 574 - 577   2019年 [ 査読有り ]

    掲載種別: 研究論文(学術雑誌)

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    <p>我々は比較的稀なガス含有腰椎椎間板ヘルニアの1手術例を経験した.症例は54歳男性で主訴は右臀部から下肢への放散痛である.CTでL4/5椎間板及びL5椎体レベルの脊柱管内やや右側にガス像を認め,MRIでL5椎体レベルにT1,T2,STIRで境界明瞭な低信号の腫瘤を認めた.以上からガス含有腰椎椎間板ヘルニアと診断し手術を行った.術中所見で右L5神経根の肩口から腋窩部にかけてガス含有椎間板ヘルニアを認めた.L5神経根は圧排され緊張が強く可動性がほとんど見られなかった.硬膜とヘルニア腫瘤の癒着を剥離している際に「パン」と破裂音とともにヘルニア腫瘤が縮小.縮小した腫瘤はピースバイピースで摘出した.病理組織像は硝子化をともなった線維結合組織であった.術後12日目のCTではL4/5椎間板腔,脊柱管内にガス像を認めたが3カ月目ではほとんど消失していた.現在右下肢痛無く経過している.</p>

  • 脊椎術後に発生した髄液漏の3例

    比嘉 勝一郎, 山川 慶, 島袋 孝尚, 金城 英雄, 金谷 文則, 屋良 哲也, 勢理客 久, 仲宗根 朝洋, 宮里 剛成, 野原 博和

    整形外科と災害外科 ( 西日本整形・災害外科学会 )  68 ( 2 ) 258 - 262   2019年 [ 査読有り ]

    掲載種別: 研究論文(学術雑誌)

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    <p>脊椎術後に発生する髄液漏には様々な経過があり,それぞれの状態に応じた治療がなされるが,時として治療に難渋する.今回,脊椎術後に発生した髄液漏の3例を経験したので報告する.【症例1】49歳女性.頚椎神経鞘腫再発に対し手術を施行,術後5週目創部に14 cm大の髄液漏による偽性髄膜瘤を生じた.頭痛はなく頚椎カラーの装用で経過観察行った.著変なく経過したが,腫瘤は術後9ヵ月目に数日で急速に縮小した.【症例2】63歳女性.頚椎後縦靭帯骨化症に対し椎弓形成術を施行,椎弓を持ち上げる際に髄液の漏出があった.術後ドレーン内に髄液を認め髄液漏と診断,腰椎スパイナルドレナージを行い改善した.【症例3】86歳男性.頚椎症性脊髄症の術後感染でデブリドマンを行った際に硬膜を損傷し,術後創部より髄液の漏出が持続した.数回手術を行うも改善しなかったが,ファーラー位を継続したところ徐々に髄液漏は減少し,遊離脂肪移植術を行い改善した.</p>

  • 頚椎特発性硬膜外血腫の2例:―初診時脳梗塞と誤診された1例と術後脳梗塞を生じた1例―

    今井 さくら, 島尻 郁夫, 比嘉 勝一郎, 親富祖 徹, 島袋 孝尚, 金城 英雄, 金谷 文則, 金城 幸雄, 宮平 誉丸, 大城 義竹

    整形外科と災害外科 ( 西日本整形・災害外科学会 )  68 ( 3 ) 563 - 566   2019年 [ 査読有り ]

    掲載種別: 研究論文(学術雑誌)

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    <p>頚椎特発性硬膜外血腫は初診時片麻痺で発症する場合があり,脳梗塞と誤診され抗血栓療法が行われると麻痺が悪化することがある.また脊椎手術の患者の高齢化に伴い,抗凝固薬や抗血小板薬を内服している患者が増加しており,周術期の休薬の是非や休薬期間が解決すべき課題となっている.今回初診時脳梗塞と誤診され抗血栓療法により麻痺が悪化した1例と,抗血小板薬の休薬により術後脳梗塞を発症した1例を経験したので報告する.【症例1】80歳男性.突然後頚部痛が出現し救急搬送,右半身麻痺を認め,TIAが疑われヘパリン点滴治療が開始された.麻痺は徐々に増悪し,頚椎MRIで頚椎硬膜外血腫を認めた.緊急手術により術後麻痺は改善した.【症例2】84歳男性.後頚部痛と左半身麻痺を認め救急搬送,頚椎特発性硬膜外血腫と診断した.緊急手術により麻痺は改善傾向であったが,術後4日目に意識レベル低下と右半身麻痺を認め,頭部MRIで広範囲脳梗塞を認めた.</p>

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