論文 - 與古田　孝夫

沖縄女性の伝統的性役割行動からみた地域ケア・システムモデル構築に関する研究

石津　宏,

研究報告書（医） ( その他の出版社 )    2007年03月

掲載種別: 研究論文（その他学術会議資料等）

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平成13-15年度科学研究費補助金（基盤研究(C)(2)）研究成果報告書 / 成果概要:沖縄県西原町の80歳以上地域住民907名のうち回答の得られた536名(回収率74.2%)を対象に、抑うつ傾向および社会的健康度に焦点をあて検討した。 抑うつ傾向との関連でみると、経済状況ではゆとりがあるとする者で抑うつ傾向は有意に低く、身体的要因では聴力、視力、移動など身体的自立状況の全項目で有意な負の相関を示し、自立度が高くなるにともない抑うつ傾向は低かった。また、健康状況が良好で、過去に入院経験や転倒経験がなく、高血圧、泌尿器科疾患、関節系疾患、骨粗鬆症の罹患疾患のない者では抑うつ傾向は有意に高かった。心理社会的要因でみると、自尊感情と生活満足度いずれも有意な負の相関関係にあり、自尊感情および生活満足度が高くなるにともない、抑うつ傾向は低かった。社会的健康度との関連では領域得点が高くなるにともない抑うつ傾向は低かった。 社会的健康度についてみると、身体的健康状況では主観的健康度が高く、健康不安がない者、転倒経験や通院歴経験がない者、日常生活自立度が良好な者で社会的健康度は良好であった。まわりとの交流状況やソーシャルサポートとの関連では、子供、隣近所、友人・知人との交流頻度が多く、ソーシャルサポートの多い者ほど社会的健康度は良好であった。心理社会的状況との関連では、自尊感情や生活満足度が高く、抑うつ傾向が低い者では有意に社会的健康度は良好であった。沖縄の伝統的社会文化的要因との関連では、伝統行事へ参加し、その際役割を有する者、仏壇や位牌を毎日拝む者で社会的健康度は良好であった。有意な関連の認められた要因を独立変数、社会的健康度の「評価得点」を従属変数とする重回帰分析の結果、関連の認められた要因は伝統的行事への参加、日常生活自立度、隣近所との交流、ソーシャルサポート、自尊感情、生活満足度であった。 （管理者追加）リポジトリ登録情報を移行しました。確認のうえ、加除修正をしてください。

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日常生活における長寿とメンタルヘルス

與古田孝夫

成人病と生活習慣病 ( 医歯薬出版株式会 )  35 ( 7 ) 750 - 754   2005年11月

掲載種別: 研究論文（その他学術会議資料等）

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長寿の精神健康について、身体・心理・社会的要因との関連から概説した。

沖縄の伝統的地域特性と地域高齢者のメンタルヘルスに及ぼす要.因についての検討

與古田孝夫、石津宏、高江洲なつ子、赤嶺依子、垣花シゲ、佐和田重信、兪峰、森山浩司

心身医学 ( 日本心身医学会 )  44 ( 9 ) 681 - 687   2004年09月 [ 査読有り ]

掲載種別: 研究論文（その他学術会議資料等）

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高齢者のメンタルヘルスと身体心理社会的要因との関連性を示すと同時に、沖縄の伝統的行事祭事への参加やその際の役割の存在が高齢者のQOLを高め、メンタルヘルスの向上に寄与していることを考究した。担当分：研究立案、調査、解析、論著、まとめ

沖縄県久高島の高齢者の健康状態と関連要因に関する心身医学的研究−神事（“祭り”）と唾液中免疫関連物質等の変化を指標として

石津宏、豊里竹彦、太田光紀、森山浩司、大城和久、與古田孝夫、津田彰、矢島潤平、兪峰、吉田延

心身医学 ( 日本心身医学会 )  44 ( 9 ) 672 - 680   2004年09月 [ 査読有り ]

掲載種別: 研究論文（その他学術会議資料等）

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沖縄県久高島の65歳以上の高齢者50名を対象に、神聖な祭祀行事と主観的幸福感、抑うつ感等のメンタルヘルスと免疫系統に及ぼす影響について検討した。前後期高齢者ともに心身の健康状態及び唾液中S-IgAは高値を示し、伝統的祭祀行事が心身の安らぎとメンタルヘルスに重要な関わりをもつことを示した。担当分：研究立案、解析、まとめ

高齢者の健康状態とメンタルヘルスに関する研究−沖縄の久高島と中城村における実地調査研究

森山浩司、石津宏、與古田孝夫、豊里竹彦、太田光紀、大城和久、馬宏坤、兪峰、佐和田重信、柳田信彦、名嘉幸一、和氣則江、吉田延

心身医学 ( 日本心身医学会 )  44 ( 9 ) 661 - 669   2004年09月 [ 査読有り ]

掲載種別: 研究論文（その他学術会議資料等）

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健康長寿要因としてのメンタルヘルスの重要性を検討するため、長寿地域の沖縄県北中城村と知念村久高島の65歳以上高齢者を対象に分析した結果、主観的幸福感には健康度自己評価や老研式活動能力指標などが、健康度自己評価には生活満足度やモラールが影響していることを示し、高齢者の心身のメンタルヘルスについて考究した。担当分：研究立案、解析、まとめ

男子更年期障害の心身医学的視点とカウンセリング心理療法

石津宏、馬宏坤、兪峰、佐和田重信、大仲良一、稲田隆司、與古田孝夫、高江洲なつ子、森山浩司、吉田延

MODERN PHYSICIAN ( 新興医学出版社 )  24 ( 3 ) 305 - 310   2004年 [ 査読有り ]

掲載種別: 研究論文（その他学術会議資料等）

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男性更年期障害のうつ症状、ED (erectile dysfunction)に焦点をあて、男性性masculinity、父性性paternityの性役割の低下や薬物療法、心理療法の必要性について概説した。担当分：研究立案、解析、まとめ

保健学科学生の「高齢者の性」に関する知識と態度の研究－知識態度の日本語版評価尺度(ASKAS-J)を用いて

赤嶺依子、国吉緑、外間実裕、小川由英、與古田孝夫、石津宏

日本性科学会雑誌 ( 日本性科学会 )  21   12 - 17   2003年07月 [ 査読有り ]

掲載種別: 研究論文（その他学術会議資料等）

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医療従事者を志向する保健学科学生の高齢者の性に関する意識には、性差や年齢、性交経験、高齢者の性に対する学習経験など、学生のもつ諸要因が影響することを示した。担当分：研究立案、解析、まとめ

A study on elderly sexuality: knowledge、 attitudes、 and image of care staff in nursing home

Yoriko Akamine、 Takao Yokota、 Minoru Takakura

Jpn J Health & Human Ecology ( 日本民族衛生学会 )  70 ( 4 ) 161 - 175   2003年07月 [ 査読有り ]

掲載種別: 研究論文（その他学術会議資料等）

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ナーシングホームのケアスタッフを対象に高齢者の性に対する意識について検討した結果、性に対する意識や態度、性に対するイメージが高齢者の性への認識に影響することを示した。担当分：研究立案、解析、まとめ

末期癌告知に関する研究−日本人学生と中国人留学生の意識の比較

赤嶺依子、與古田孝夫、国吉緑、高倉実

琉球医学会誌 ( 琉球医学会 )  22 ( 1、2 ) 39 - 47   2003年04月 [ 査読有り ]

掲載種別: 研究論文（その他学術会議資料等）

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日本人専門学校生と在日中国人学生の末期癌告知に関する意識比較から、国や民族性の違いから生じる自我意識や人生観、家族観などの背景要因が末期癌告知に関する意識に影響する可能性を示した。担当分：研究立案、解析、まとめ

看護者のバーンアウトと5因子性格特性との関連

福島裕人、名嘉幸一、石津宏、與古田孝夫、高倉実

パーソナリティ研究 ( 日本パーソナリティ学会 )  12 ( 2 ) 106 - 115   2003年03月 [ 査読有り ]

掲載種別: 研究論文（その他学術会議資料等）

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Maslach Burnout Inventory(MBI)を用い、看護者のバーンアウトの情緒的消耗感(EE)、脱人格化(DP)、達成感(PA)の各要因に影響する性格特性について考察した。担当分：研究立案、解析、まとめ

沖縄県2型糖尿病女性の骨密度-健常者との年齢別比較-

具志堅美智子、真栄城千夏子、国吉緑、赤嶺依子、與古田孝夫、外間登美子

民族衛生 ( 日本民族衛生学会 )  69 ( 2 ) 57 - 63   2003年03月 [ 査読有り ]

掲載種別: 研究論文（その他学術会議資料等）

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糖尿病外来通院中の2型糖尿病女性患者197例について、踵骨骨密度stiff-ness値を測定し、加齢に伴う骨密度の低下や70歳代の糖尿病者の骨密度が健常者に比べ有意に高いことなど、2型糖尿病患者と骨密度の特徴を明らかにした。担当分：研究立案、解析、まとめ

Reliability and Validity of the Japanese Version of Physical Restraint Use Questionnaire

Yoriko Akamine、 Takao Yokota、 Midori Kuniyoshi、 Miyoko Uza and Minoru Takakura

Ryukyu Medical Journal ( Ryukyu Medical Association )  22 ( 1、2 ) 21 - 28   2003年 [ 査読有り ]

掲載種別: 研究論文（その他学術会議資料等）

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ナーシングホームに勤務する看護師及び介護スタッフを対象に高齢者のPhysical Restraint Use Questionnaire日本語版の信頼性と妥当性について検証した。担当分：研究立案、解析、まとめ

老人ホームケアスタッフにおける「高齢者の性」に対するイメージの研究－基本的属性との関連性-

福島裕人、名嘉幸一、石津宏、與古田孝夫、高倉実

日本性科学会雑誌 ( 日本性科学会 )  21   18 - 23   2003年 [ 査読有り ]

掲載種別: 研究論文（その他学術会議資料等）

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赤嶺依子、国吉緑、外間実裕、小川由英、與古田孝夫、石津宏 ・老人ホームのケアスタッフの高齢者の性に対する認識には、年齢や婚姻状況、看護資格、性に対するイメージや高齢者への性の意識経験が影響しており、高齢者の性に対する教育や看護実践上の意識づけの重要性について考察した。担当分：研究立案、解析、まとめ

在宅医療における針刺し切創事故-その実態と関連要因-

垣花シゲ、佐久田朝源、植村恵美子、具志堅美智子、與古田孝夫

環境感染 ( 環境感染学会 )  17 ( 4 ) 315 - 319   2002年11月 [ 査読有り ]

掲載種別: 研究論文（その他学術会議資料等）

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沖縄県内の在宅医療行為における針刺し切創事故の実態について調査し、勤務施設の規模、事故報告システムの有無、業務時の視力、疾患の認識などが針刺し切創事故に影響することを明らかにした。担当分：研究立案、解析、まとめ

沖縄県と佐賀県の高校生における精神的健康とライフスタイル関する地域比較

高倉実、栗原淳、堤公一、玉江和義、上地勝、與古田孝夫、和気則江、崎原盛造

学校保健研究 ( 日本学校保健学会 )  44 ( 3 ) 229 - 238   2002年08月 [ 査読有り ]

掲載種別: 研究論文（その他学術会議資料等）

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沖縄県と佐賀県の高校生5、737名(沖縄県3、234名、佐賀県2、503名)を対象に精神的健康とライフスタイルについて検討した結果、佐賀県の高校生は沖縄県に比べて、部活動ストレス、学業ストレス、教師との関係ストレスなど、学校に関するストレスが高く、また健康習慣でも両地域に差異がみられるなど、学校現場における地域差を考慮した取り組みの必要性について考究した。担当分：研究立案、解析、まとめ

心因性勃起障害の定義と診断基準ー男性性機能不全：ED関連の基礎臨床研究の進歩

石津宏、與古田孝夫、吉田延、森山浩司、大仲良一

日本臨床 ( 日本臨床社 )  60 ( 6 ) 431 - 438   2002年06月 [ 査読有り ]

掲載種別: 研究論文（その他学術会議資料等）

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ED研究の最近の進歩について、心因性EDの定義と診断基準をDSM-Ⅳ、 ICD-10、 ISIRをもとにして新しく作成した。担当分：研究立案、解析、まとめ

高齢者のセクシュアリティに関する知識と態度の日本語版評価尺度 (ASKAS-J) の作成

赤嶺依子、萩原明人、與古田孝夫、Mary Anne McMackin、蔡淑娟、信友浩一

老年社会科学 ( 日本老年社会科学会 )  24 ( 1 ) 71 - 79   2002年04月 [ 査読有り ]

掲載種別: 研究論文（その他学術会議資料等）

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高齢者のセクシュアリティに関する知識と態度の日本語版評価尺度 (ASKAS-J) を作成し、老人ホームケアスタッフや保健医療系学生を対象にその有用性を検証した。担当分：研究立案、解析、まとめ

Stress Coping Behaviour and Its Related Factors by Gender Differences in School Teachers: Especially Awareness of Duties、 Type A Behaviour、 and Depression

Takao Yokota、 Hiroshi Ishizu、 Minoru Takakura、 Yoriko Akamine

THE JAPANESE JOURNAL OF HEALTH AND HUMAN ECOLOGY ( THE JAPANESE SOCIETY OF HEALTH AND HUMAN ECOLOGY )  68 ( 2 ) 54 - 67   2002年03月 [ 査読有り ]

掲載種別: 研究論文（その他学術会議資料等）

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学校教員のストレス対処行動に焦点をあて、職務意識やタイプA行動、抑うつ症状との関連から検討し、教師の性差を考慮に入れた健康問題への対処の必要性と職場を含めた社会的支援戦略の必要性について考究した。担当分：研究立案、調査、解析、論著、まとめ

性役割からみた男子更年期の精神衛生学的研究-性機能低下臨症例への心身医学的対応を通して

石津宏、與古田孝夫、柳田信彦、山内正三、山本健司、傍島貫、下地敏洋、名嘉幸一、秋坂真史、吉田延

ホルモンと臨床 ( 医学の世界社 )  49 ( 9 ) 813 - 832   2001年09月 [ 査読有り ]

掲載種別: 研究論文（その他学術会議資料等）

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更年期男子の性機能低下とりわけ勃起障害と心理学的変化、ことに男性性、父性性の変化や抑うつ状態との関連について臨床医学的に考究した。担当分：研究立案、解析、まとめ

高齢者の末期癌告知に関する研究−20-30代成人と比較した意識調査結果から−

赤嶺依子、與古田孝夫

日本看護学会論文集-老人看護 ( 日本看護協会 )    102 - 104   2001年09月

掲載種別: 研究論文（その他学術会議資料等）